吉祥文様を使いたい

みなさん、吉祥文様ってご存じですか?

吉祥(きっしょう)とは。
ネットで意味を調べると、「めでたいこと。めでたい兆し。」などが出てきます。
吉祥文様となると、吉な絵柄が描かれた文様となるのでしょうか。

吉祥文様-Wikipedia

Wikipediaにも書かれています。
吉祥文様、吉祥などはある程度枠組みがありつつも、吉祥という概念?みたいな気もします。文様やモチーフに込められた祝いや縁起や願掛け、と言いましょうか。日本にはありとあらゆる意味や思いの込められたモチーフや模様、があります。個人的な感覚としては、和風なものに使われている模様やモチーフにはすべて何かしらの意味がある、と思います。

すべての模様がお節の具と同じく、未来への吉を願われているように思います。
おめでたい日やおめでたい出来事を祝うための文様でもあると思います。

外国にもそういう文様に込められた思いはたくさんありますが、日本人が、桜や梅から感じる意味や吉と、外国人の人がその花を見て思うことが違うように(違わないかもしれないけど!)場所が変われば、その意味することも変わったりします。

日本の文様の種類は、個人的には多いんじゃないかな?って体感としては思いますが、外国ではどうなんでしょうかね~?日本の文様の多さ、そこに込められた意味の多さからしても、日本人が器用だったから、というだけではなく、日本がいかに厳しい環境であったか、いかに貧しかったか、災害が多かったか、まとまらない社会だったのか、人々はいかに平和や安寧を求めたのか、そんな思いを胸に抱かずにはおられなかったのではないか、とついつい想像してしまいます。

私はそんな果てしなく長い時間を超えて、込められてきた思いがメッセージのように伝わっていく、そんな吉祥文様がすごく好きです。
この今叶っている平和と安寧を未来にも伝わるといいな。なんて、妄想してしまいます。

気になる吉祥文様

着物や器、いろいろな日用品に使われている吉祥文様。
鶴はお正月っぽい。梅は春っぽい。桜は通年OKみたいななんとなく、季節感もあったりしますが、さいえではラッピングに吉祥文様を少し使いたい。と考えています。
そういうわけで、吉祥文様、たくさんありますが、6つほどピックアップしようと思います。

①松竹梅

お正月や寒い冬の時期に見られる代表的な吉祥文様。冬にもたくましく生きる植物たちから、開運招福、延命長寿を祈願する文様でもあります。

②鶴と亀

「鶴は千年、亀は万年」で有名な延命長寿や家内安全を祈願する吉祥文様。松竹梅などと一緒に描かれると、婚礼行事や新年の祝いなど、大変おめでたい席にみられる文様。

③稲穂

吉祥文様ではないかもしれませんが、個人的に好きな文様。しめ縄にも使われていたり、日本ではとても御縁の深いモチーフです。五穀豊穣や商売繁盛の祈願に。

④七宝

七宝つなぎ文。円がきれいに連なる模様。きれいに連なるということからも、うまく回る、うまくつながる、というような雰囲気が感じられますね。七宝とは、仏教の経典に書かれている七つの宝物(金・銀・瑠璃・珊瑚・瑪瑙・玻璃・シャコガイ)のこと。商売繁盛や家族円満などの意味が込められた美しい文様です。

⑤招き猫

有名なモチーフ招き猫。右手を挙げているのは、金運。左手を挙げているのは人(客)を招くされています。そのまんま、商売繁盛、開運招福のモチーフ。実際、猫がいることで人が来ている家やお店をいくつか知っています。身近な動物でありながらも、人間世界以外の要素を持ち込んでくれていますよね。

⑥宝尽くし

こちらも私の好きなモチーフ。宝尽くしは、好きな宝を集めた文様で、それぞれ違うところも面白くて、今回は、松竹梅の扇、打ち出の小づち、鍵、丁字、巾着、宝珠、だるまを選びました。ダルマさんは私の好みで入ってます。

吉祥文様を使っていきます

先ほども書いてますが、吉祥文様使っていきたいなって考えています。

ちなみに、今回の吉祥文様、描いてみました。招き猫がなかなか好きな感じにできたのでよかったです。
それでは、また今後、どのように使っていくかはブログに書いていきたいと思います!!
ちょっと試してみたいことがあるので、うまくいくといいなぁ。