店長の気持ち…原点をゴールにする

歳をとったこともあり、
さいえがオープンしてから10周年超えたこともあり、
コロナで見直し時間を持てたこともあり、
やっとですが、店長の正直な気持ちを伝えたいなと思うようになってきました。

ただの店長のつぶやきですが、
知ってもらえるととてもとてもありがたいです。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/cayest/

■さいえというお店をしていてずっと悩んでいたこと
お店を開業する時、いろいろと目標・商品・売り方・ターゲットとか、
当たり前なのですが、自分に思い描いていたこととかを具体化していく作業があります。
それが「事業計画書」となるのですが、
さいえももちろん「事業計画書」なるものを、10年前作っていました。

それは、形だけを整えていて、本当に思っている情熱的な部分は隠した計画書でした。それっぽい、誰かに提出して、まあまあOKな雰囲気漂わせ、大人に褒められそうな感じに仕上げていました。借金はしなかったので、誰に見せるわけでもないのに、言い訳がましい計画書をしょっぱなから作ってしまっていました。
一体、何の空気を読んでそうなったんでしょうか・・・。

https://cayest.raku-uru.jp/


事業計画書というスタート地点からすで猫かぶりしつつ、さらに、オープン当初は力不足で、お金もなかったりして自信ないまま、お客さんからかけられた声、「こんなんじゃ商売にならない」とか、「何がしたいの?」とか、売れない事実とか、「あれ置いてないの?仕入れて」とか、いろんな言葉にいちいち動揺してしまって、いろいろと揺れ動き、「自分の作りたいお店像」と「こうしたほうがいいのかな的お店像」の間で悩みまくっていました。
すぐさま私は「自分の作りたいお店像」を完全に見失うことに。
最初からお店のイメージが完璧に頭の中にあった、わけではなく、ぼんやりとした光のような私の「こんなお店作るぞ!」という情熱だったため、あっという間に多大なる余計な雑念によって、ガラクタと化してしまいました・・・。

■悩みながらやめなかった理由
本当に「私何やってるんやろ?」と呆然としたり、やる気を失っていたら、とっくにやめていておかしくない「さいえ」。なんでやめなかったんだろう?と、思うと、やっぱり「ここではやめたら後悔する」(ほかにやりたいことないし・・・?)から?後悔することも避けたい。
つまり、私はまったくもって、道半ばで、、、むしろ、、、
「全然やりたいことできてなくない!?」
という状態。と、やっと気づいたし、やっとそのように言えるようになりました。

最初っから、メンタルの問題かい!となりますが、本当に、
「軌道に乗ったら」「店がもう少し有名になったら」「お金たまったら」「ブランディングできてきたら」とかとかとか、一生言ってろ的なくらい、言い訳をいっぱい並べて、一体何してんやろ?という状態でした。(やっと気づいたのですが・・・)
それでもやめなかったのは、かなり奥に隠れてしまっているけれど、私にはやりたいと思うお店像がそこにあるからなんだわ。と思うのです。引っ込み思案なので、やっとそれを掘り起こして、今まさに、原点に向かって進みたいと思っています。
その原点をゴールにしよう。
このゴールにたどり着いて、初めて、さいえを気持ちよくやめることができる。
そう思いました。

本当にやめるかどうかはわかりません。
でも、ゴールだけは目指したいな。そこから何かが見えたら、それも素晴らしいし。

■さいえのゴールを決める
「オリジナルアイテムを作る」とかも夢に据えていましたが、もっと原点に戻って、今回は「原点がゴール」に。

さいえは、もともとあまりしっかりとした売上計画ができてませんでしたが、気持ちの上での店づくりをまず組み立てたかったので、今後はそこも重視していきます。(売上いらないとかではないですが、店長的優先順位を決めるのも大事かと思って、下のように書いてみます)
商品の美しいところとか、面白いところ、
ワクワクするようなことろを、見てもらいたい。
そんな空間をつくる。

それを受け取ってもらえる人に来てほしい。

ふりかえれば、営業スタイルはそのままこんな感じだったんですが、
文字にして書くのは初めてだし、なかなかの抽象度高めで伝わりずらくて、すいません。
気持ちの問題過ぎて、伝えづらいから、悩んでしまったと思う。
もっと、サブテーマには、「メイドインジャパン」「日本と外国の間」とか、ヒントワードはたくさん付きます。この辺りは今後のブログで膨らませながら、「さいえ」のお店像をもっとみなさんに紹介していきたいと思います。

私としては、なんというか、百貨店やインテリアショップのような「ステキを提案」してはいなかったんですね。
何が違うの?って感じかもしれませんが。

でも、本当にそんな店を作りたかったと思います。


■今日から・・・
自分の中の「こうしたい」が途切れていないことを確認したので、今日からはまた原点に進みます。書くのもやや恥ずかしいですが、情熱の炎です。
オンラインになったら、対面の接客がない分、前以上にやっぱり自分の思うようなお店にしたい。と思います。オンライン上でも全く問題なく、そう思います。
数は少ないかもしれませんが、このブログ読んでくださる方は、きっと、
「美しくて、楽しくて、面白い」ものに敏感な人なんじゃないか!と思います。

そういうわけで、やっと、さいえの真のコンセプトを公にしました!笑
ブログの文章でも分かる通り、モジモジ具合がヒドイ・・・。

なので、これからは、売れるかどうかを気にせずに、
私の商品の好きなところを紹介しますね。

壊れやすいもの、
技術的に高度でない作品、
ムラがあるもの、
工業的に作られているけど、大好きなもの、
ずっと売れていないけど、これからも丁寧に売りたいもの、
店長が値付け間違えて、ずっと安価で出品しているもの、、、


さいえには個性的で魅力的な商品があります。
私はそんなでこぼこな子たちが宝物だな~って思っています。
雑誌にも載らないし、大量に供給もできません。
たまに、B品もあるし、すぐ壊れたりするけど、

面白いでしょ?



■さいえ店長の原点的価値観
昔の話です。私は、お父さんが海外出張に行くとき、
「お土産なにがいい?」って聞いてくると、
こう答えていました。
「しょうもないものがいい!」

しょうもないもの、、なーんてなんと失礼な言い方ですが、

しょうもないものが、私にとっては、
=めちゃくちゃかわいくて、笑えるほど面白くて、ずっと思い出に残るもの
なんです。

そんな店長が選んだ商品は、しょうもなくないですよ笑
でも、
=めちゃくちゃかわいくて、笑えるほど面白くて、ずっと思い出に残るもの
であってほしい!と思って、そんな基準で選んでます。

なので、もう、はっきり言いますが、無理に買わなくていいです。
ピン!と来たら、お迎えしてほしいです。
ピン!って来てほしいな。

それでは、長話になりましたが、最後まで読んでくれた方がいたら、
本当にありがとうございます。
絶対楽しいお店とかサイトにこれからも進んで行きます。
商品もサイトも、お買いものしなくても、
来てくれた人がそれぞれに何かを受け取っていくようなお店に、する!!


本当に、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。