
お客様からのお問い合わせで、
『なぜ小さくてカラーもかわいいものは、ホーロー加工になってないものがないんですか?』
という、ご質問をいただきました。
短い質問ですが、実際、鉄瓶や急須を探されている方は必ず思う疑問ではないでしょうか?
小さい急須はホーローが付いていて当たり前になっていて、そもそもなんで?という疑問を改めて整理してみたので、書いておこうと思います。
2WAYにはならない
なんでホーロー加工しかないの?
と思う理由としては、
小さいサイズでお湯を沸かしたい。鉄分補給したい。
という理由からだと思います。
まず、結論から言うと、鉄器の急須と鉄瓶は2wayにしにくい、って思います。
それぞれの役割を見てみると、
鉄瓶の役割/特徴
・お湯を沸かす
・鉄瓶補給できる
・水を入れっぱなし/水気がのこる場合サビる。
・熱湯が入って非常に熱くなる
・ちょっと重い
急須の役割/特徴
・お茶を入れる/湯呑にそそぐ
・テーブルに置く
・一定時間、お茶が急須に残る(水を入れっぱなし)
・持ち運びする
という感じでしょうか。
鉄器は特徴としてかなりポイントになるのが、『サビる』ということです。
急須では『お茶を入れる』
鉄瓶では『水気を残しているとサビる』
このサビることを防ぐために、急須サイズにはすべてホーロー加工がされています。
2wayには使いづらいかもしれません。
両方使う、というのも、個人的にはおすすめです。
私は毎日1回、鉄瓶でお湯を沸かして、鉄器の急須はその他の急須/ポットのバリエーションとして持っています。ほかにガラスのポットや陶器のポットなどもあるので、お茶によって変えて使っています。
小さいものは急須として使うのがベター
小さいと、ついつい『お茶を注いで、水を入れっぱなしにする』ということをしてしまうと思いますし、湯沸かし用に使っても、カラーの急須は容量も少ないので、湯を沸かすには、ちょっと少ないかもしれません。
結論、小さい急須は、急須として使うのがベター
ではないでしょうか。
実はさいえには「小鉄」という小さいサイズの鉄瓶があります。

こちらは、内側にホーロー加工がなくて、火にかけると鉄分補給できるタイプ。
ですが、やっぱりお茶を入れたりしてるとサビるので、あくまでメインの用途は湯沸かしかな?と思います。一人分のお湯、湯呑一杯分のお湯沸かしか、サッと水気を取るのであれば、お茶を入れるのもありかもしれませんが・・・。
個人的にはお湯を一度たっぷり沸かして、冷めてからもそのお湯をまた温めなおしたりして、鉄分入りになったお湯は最後まで使っています。なので、↑の小鉄は、ほんとに1回分がいい!という方におすすめになりますね。
カラーの鉄瓶は少ない
当店はそもそも、扱っている鉄瓶の種類は多くありませんが、
カラーの鉄瓶も赤茶色の1種類だけ。
かわいいカラーのものも最近は買えるかもしれませんが、これも以前メーカーさんが教えてくれたことによると、「日本では黒が人気」「ほとんど黒ばっかり売れる」とのことでした。
きっと、今はそうでもないような気がしますが、黒がメインで売られているとおもいます。
今後は鉄瓶もカラーやデザインが増えていくのではないでしょうか?
そうすれば、鉄瓶でもきっとかわいいデザインのものを選べるのでは??
これはあくまで、予想です^^

ホーローの急須を火にかけるとしたら・・・

以前に、メーカーさんに「ホーローの急須は火にかけてもいいの?」と質問してみたところ、
水をしっかり入れておれば、火にかけて湯を沸かすことはできる。
とのことでした。
でも、
空焚きしてはダメ!ホーローがはげる!
沸かしてもいいけど、鉄分は出ない!
小さいから、バランス悪くて、熱いから危ない!
とのことでした。
・・・確かに。
それなら、素直に急須として使った方がいいな。
って思いました。小さいものは特に。
まとめ
まとめるまでもないですが、一言ずつ書くと、
鉄瓶はお湯沸かし!
急須はお茶を入れる!
という感じです。
どちらにもいいところがあるので、それぞれを楽しめたらいいですね。
急須はかわいいものもたくさんあるし、色だけじゃなくで、形もけっこう魅力だなって思っています。鉄瓶のミニサイズになった形とか、かわいいですよね。
サビは気になるところですが、割れないところもよかったり。
それぞれの素材の特徴を知りながら、使ってみてください。

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