木の香り-脱臭実験してみた

木の香り
自然の香りが心地よい

でも、木製食器の木の香りは時々食べものの香りを遮って、食事に集中できなくなるくらい気になってしまうことがある。においの少ない食べ物に対してはさらに、「今、木を食べたような感じがした・・・」なんてことになると、せっかくの木製食器の気持ち良さが、突然、冷めてしまうかもしれない。

木目を見せたいオイル仕上げの木製食器は、自然な木の風合いを見れてくれる一方、漆やウレタン塗装とは違い、木の香りもするし、木が少しささくれ立ってしまうこともあります。ほとんど「木」そのものと言ってもいいほど。

そんな木の風合いを保ちながら、臭いだけ脱臭できないか?と、一般的な天然素材系の脱臭方法で実験してみることにしました。

木の脱臭実験
-角砂糖/備長炭/珪藻土

なるべく簡単に手に入るもの、
天然素材には天然素材を使うやり方で、
脱臭できるかな?
どれが一番効果あるのか?

と言ったことを実験してみることにしました。

用意はこんな感じになりました。

使ったもの

【角砂糖】はスーパーで買えるメジャーなやつです。真夏ですし、念のため?お茶パックに入れてみました。
【備長炭】は手軽に「炭」の脱臭剤に変更、シンク用と書いてますが、「○○用」というのもいろいろあったのですが、形などには違いがありそうでしたが、素材的には大差ない?と思って、香り付けなどもないシンプルな脱臭効果を期待して写真のものにしました。
【珪藻土】は今100円ショップでコースターや乾燥材などでいろいろとあるんですね~。いろいろありましたが、素材表記にてなるべく余計なものが入ってなさそうなコースタープレートを、それぞれ選びました。
【「炭」の脱臭シート】もおなじく100円ショップで買ったものです。

角砂糖
珪藻土コースター
脱臭シート

セットしました

木のプレートも3枚使います。各脱臭素材につき、木のプレート1枚をいれて、
すべてが同じ匂い度合いではなさそうでしたが、とりあえず、無臭になったかどうかを最後に調べようと思います。
同じ条件で、
・密封でないクラフトボックスに、木のプレートと各脱臭アイテムを入れる。
・同じ場所に重ねて置いておく。

これで、ときどき脱臭具合を見ていこうと思います。
セット段階では、
ほのかに箱の臭い、それよりもやや強い木の臭い。
という程度でした。さて、どうなるでしょうか。

■ 翌日の変化

<角砂糖>ん?臭いかなり減ってない??と、割とわかるくらいの消臭感。
<炭の脱臭シート>昨日と大きな変化なし。
<珪藻土コースター>昨日と大きな変化なし。
変化なしの二つは、やはり木の香りと紙のボックスの香り。本当に効果あるのか、やや心配になる。

■ 1週間後の変化

<角砂糖>翌日に匂った時とほぼ近い感じもしつつ、木の香りはかすかに残る程度。ほとんど気にならない感じ。
<炭の脱臭シート>臭いはほとんどなくなって、角砂糖と同じかそれ以上に臭いを感じなかった。
<珪藻土コースター>臭いはほとんどなくなって、角砂糖と同じかそれ以上に臭いを感じなかった。

■ まとめ

脱臭実験では1週間でほぼ気になる木の香りは脱臭されていました。
即効性があるかな?というのは角砂糖。
でも、砂糖を食器棚に置きっぱなしにするのがどこかはばかられる!
という方には、無難に小さな脱臭剤を置かれるのが楽かもしれません。
珪藻土なら、必要な時にコースターに使って、後は置きっぱなし、という方法も良いかもしれません。

もしかして、オイル仕上げの木製食器だったため、単にこの真夏の温度でオイルが乾いて、オイルとともに香りを放出していたのが乾いて消えただけ???と、
臭いの消えたのがこれらの脱臭効果なのか、精密な実験じゃないので、わからない部分もありますが、ひとまずはは脱臭効果あったかな~?と思っています。

もちろん、水に浸しておいて置いたり、アツアツのパンとか蒸気の出るものを置いたりすると、また木の香りは出てきてしまうので、香りが気になる方は少し注意してご使用くださいませ。

今後しばらく、さいえで商品を保管する場合も収納棚には脱臭シート等を設置することにします。脱臭効果がどれくらい持続するのかは、わからないですが、たまに確認してみようかな。

木は自然の素材。その木その木によって、香りの強弱がある。と思います。臭いまでなかなかオンラインショップでは選べないと思いますが、木の器を使う時、漆仕上げであれば、臭いはほぼありません。でも、木目や木の色を楽しみたいという方は、それにプラス、木の香りも付いている。ということを少し思い出していただけると幸いです。

追記*
備長炭もホームセンターで300円くらいで売っていました。↓↓
これも使って脱臭してみたいと思います。

今日は、約10日目くらいかと思いますが、今日臭いチェックしてみました。
空間で臭いを嗅ぐとほとんど感じませんが、木製のプレートを鼻の直前まで近づけるとやや香る・・・という感じ。季節でも感じ方変わるのか、少し疑問です。
できればこのまま木の香りは変化するのか、もう少し経過観察してみたいと思います。

↓↓オイル仕上げの木製食器には、オイルのお手入れもおすすめです。
ほんの少しですが、木の香りを軽減できたような・・・。
簡単にできるお手入れなので、こちらもぜひお試しください。