工芸も地産地消しよう!メイドインジャパン

さいえオープン当時からのメインコンセプトはメイドインジャパン=日本製です。
このコンセプトはかなり広範囲のものを指すワードで、メイドインジャパンのコンセプトだから買いに来ました!という方は少ないです。(でも、たまにいますよ♡)
個人的なことを言うと、メイドインジャパンというワードが好きですし、日本製ももちろん好きです。
しかしながら、夫には「今はメイドインジャパンで品質の良さを謳うことはできないのでは?」とも言われ、確かにメイドインジャパンと言ってイメージするものは時代とともに変化しているかもしれません。

ここにも少し書いてます。必ずしもメイドインジャパン=高品質ではありません、と記載していました。

日本らしさを地産地消しませんか?

さいえは品質以外のおすすめポイントでこれまで通り、『メイドインジャパン』をコンセプトに置いておきたいと考えています。それはなにかと申しますと、たくさんの作り手がいる日本の工芸や製品の数々、私たちこそ使ったり、使い心地を確かめながら、地産地消しませんか?という提案です。
使えば使うほど、日本の職人さんなら腕を磨き上げていきそう…なんて想像に難くありませんよね。洗練されていくし、お互いに楽しいのではないかな?なーんて楽観的に思ったりします。それがまあ、日本らしさだったりするんじゃないかな?とか。
工芸品は面白いですよ。工業製品も面白いですね^^たくさん買わなくても、どれにしようかゆっくり迷って、最高のコスパを探したり、作り手さんから選んでみたり、メイドインジャパンを買って使うという意義は、地産地消でもある。と思っています。なんせ、素晴らしい技術があるし、作りたいという動機を持ってくださる作り手さんや企業さんがいらっしゃることは、私の経験上でも感じています。

あえてメイドインジャパンを表示してなかったころ

輸出貿易を仕事にしている父によると、私が子供のころなどは日本製は海外で人気で、無記載の商品にわざわざ『日本製』ラベルを張る、ということもあって、『日本製』というだけでブランド価値があったそうですが、当の日本人は「なんでラベルが必要なの?」というリアクションで、案外日本製の何が良いのかわからないで作っている、と話に聞きました。
私はその話からも、日本では作ることに対しては当たり前すぎて、その良さまで意識してないのかな?と思いました。使う方も意外と海外製のものが好きで、わざわざ輸入品を選ぶことも多いと思います。

1個からでも受注してくれる作り手さん

窯元や作家さんは試作品を1個から作ってくれたり、商品そのものでも、非常に小ロットから受注してくれたりします。作り手さんの臨機応変さ、作ることへの意欲を感じてしまいます。もちろん、このようなお願いがお互いの負担にならないように、お願いする場合も慎重にしますが、それでもお互いのキャパを確認しつつ、モノづくりに取り組んでくださる作り手さんがいることは、日本製のすてきなところ!と、思います。

機械のように美しく

今でこそ「手作り感」あるものも人気があると思いますが、私の体感では、日本の作り手さんの多くは頼めば何も言わなくても、機械のようにきれいに仕上げてくれることが大半・・・。と思っています。むしろ、「手作り感」は発注しなければできない・・・という感じで、何も言わずともきれいなものが出来上がってくる。そんな日本製の特徴もあるかと思います。
今だったら、この「手作り感」でさえ、程よく作ってくださる作家さんや作り手さんもたくさんいてそうです。

海外の方にアピールしましょう

ひと昔前、海外で人気だった『メイドインジャパン』。今は価格と品質のバランスが悪くなって、そのブランディングも効力を失っているかもしれませんが、それでも作るボリューム(量)、クリエイティビティ(創造性)、バリエーション(種類の多さ)、継続性などもありそう、などなどをすべて加味すれば、まだまだポテンシャル感じるわ~と思う私。日本の作り手さんは世界に注目されなくても、作らずにおられない!?笑、のでは・・・なんて勝手に思っています。

物質がありあふれている中、何をどれくらい作っていくのか?という疑問も私の中に生じています。
今までのように足りないところに流し込むようにたくさんのものを作る、というような作り方は今後はないと思うのです。

そんな風に「ものがあるところで作るもの」はどんなものなんだろう?
それを選ぶ側は何をポイントにして買い物するのだろう?

というようなこともよく考えてしまいます。

どんな買い物をしますか?

先ほどの疑問点。
今までは「なかったところを補充する」という買い物方法も多かったかもしれません。
これからは出発点として「あるところからの買い物」になるのかな?

私が想像するに・・・

たくさんの選択肢があって、買い物そのものを補充ではなく、楽しみにしていけたら。
などなど、思います。
めんどくさいかもしれませんが、すべてが選ぶ価値のあるものだったら、吟味するのも楽しいかもしれませんよね。あくまで、想像ですが・・・

ということで、話は支離滅裂になりましたが、地産地消のメイドインジャパン。
これからも素敵なもの、美しいもの、面白いものがたくさん生まれていってほしいメイドインジャパン。みなさまも、使って感想を言い合いましょう!