焼き締めの器-丹久窯:木の葉の小皿

かなり昔、丹久窯さんを訪問しようとして、電車とバスで行こうとして、道に迷い(というか間違えた)、別の窯元の方にご迷惑をかけて、丹久窯さんに小雨降る中、車で迎えに来てもらう…という大失態を思い出しました…。
でも、車でなく、電車とバスで行くことで、何というか、丹波の空気を思い切り吸い込んで、ちょっと気持ち良い感覚も覚えています。
今回は以前のブログで紹介していましたがその記事もなくなってしまったので、もう一度紹介する個人的に大好きな丹久窯の木の葉の小皿を紹介します。

一つ一つ違う表情

近い形のものもありますが、一つ一つの違いをまずは写真でご覧ください^^

丹波の自然がたっぷり含まれている

紹介した木の葉の小皿は、丹波の山の恵みで作られています。
丹波の山の土でできていることはもちろん、丹波の山の葉っぱを押し型にして縁取り・葉脈が写されています。そして、窯のも山の木から作られています。材料も丹波の自然がふんだんに使われていて、それをイメージすると、気持ち良い器だなぁと、いつも思っています。

小雨が降っていた今田町付近 かなり前です。

渋い色合いだけど、かわいい

もう売れてしまったふたもの。めちゃくちゃかわいかった。

丹波焼は焼き締めが有名、ではなく、たまたま丹久窯さんが焼き締めを多く制作されていて、他の窯元さんでは釉薬が使われた器もたくさんあります。丹波の土はちょっと鉄分を多く含んだような赤黒い感じのものが多いのかな。

焼き締めは、備前焼が有名で以前は、「渋すぎる」というイメージでしたが、丹久窯さんの焼き締めを見た時は、素朴で温かみのある雰囲気に好感が持てました。簡単に言うと、「かわいい」感じでした。もちろん、渋くて、料理を盛り付ける平皿やお酒のお猪口などは、めちゃくちゃかっこいいものもあります。

木の葉の小皿は、けっこう手作り感があって、ランダムな色形は好みが分かれそうなところではあります。

光の加減で色が変わる

焼き締めの器の写真で難しいところは、色の見え方が微妙な光の違いでかなり変わってしまうということもあります。照明の色などにもかなり左右されると思います。
さいえでは、極力自然光で撮影していますが、照明との相性が難しいところ。
いつか、それも実験して撮影してみようかな。

でも、逆に言えば、一日の中のいろいろなシーンに合わせて、表情を変える器でもあると言えます。
ゆったりとした丹波の自然を思い浮かべて使いたいなぁ、と思ってしまいます。
丹波は陶器祭りもやっているので、ぜひ訪れてみてください!

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