小さな付録:襖紙

前のブログで紹介しました中野表具店さんの襖紙
のその後。

襖紙を用いて、何かしたい・・・と思いつつ、

なかなかうまい形を見出すこともできず、さらにはいい写真も取れず、月日が過ぎていくばかり。でも、何もしないで放置しているのも、何だかなぁ。なので、意を決して切ったりはったりしていました。

撮影用に屏風を作ってみたり、ギフトボックスに飾る紙としてあれこれしてみたり、いろいろと試すもののどこかしっくりこない。襖紙を活かせていない。
実にもったいない・・・。

違う紙でサンプルを作ればよいのに、いきなり本物で試したくなる性分でした・・・。襖紙に商品を置くと、なんとも美しく見える!のですが、写真は難しい・・・。

襖紙は、とても絶妙な色合いをしていて、カメラでその色を残そうと思ったら、素人撮影ではなかなかうまくいかない!!!誰か、コツとか教えてほしいですほんと・・・。人間の目で見ると襖紙の上にくるモチーフがより良く見えるのは歴然です。襖紙のムード作り力というか、その前に立ってみぃ!と言いたくなる感じの腕前。とても心を穏やかにしてくれる風合い。
私のつたない撮影力で伝わっているでしょうか・・・。襖紙さんに申し訳ない・・・。

まだまだ他にも試したいことはいろいろありますが、今回入手した襖紙は2種類なので、今後は違う紙でトライしたい、とけっこうマジで考えております。襖紙のバリエーションもすてきなのです。

今回の企画の目的は襖紙に触れてもらいたい、ということ。なかなか近くでまじまじと見る機会も少なくなった襖紙を、ぜひ手に取ってほしいな~と、「襖紙ってなんかいいよね」という仲間を作りたい、というような気持です。文様や紙の質感、日本らしい色合いにうっとりしたいです。
そして、企画の第一歩としてひとまず着地したのが「襖紙の付録」。取扱説明書を収納するカードケースのようにして、付録とさせていただいております。
ですが、紙の種類がまだ少ないため、どうしても雰囲気が似合わせられない~というものには付けておりませんが、甲斐幸太郎さんの木工作品にはとても似合うので、付けさせていただいております。
甲斐さんの作品を格上げしてくれる「襖紙」。その世界観をより一層深めてくれている、ささやかではありますが、そのように思っています。
他のアイテムにも突然入っていることがあるかもしれませんので、ご了承ください。
「この紙なんだろう?」となっていましたら、それは、『襖紙』です。

どんな風に取り扱っていただいても、大丈夫ですが、文様とか色とか日本らしい風合いをひと時感じてもらえたら幸いです。堅苦しくなくても、ちょっと手に取ってもらえたら・・・。

今回はそのような使い方となりましたが、まだまだ「襖紙」を用いて取り組みたいと思っています。文様にも興味があるし、「紙」と言っても、なんだか特別な感じもする和紙。
私自身もいろいろ触れていきたいなーと思っております。

オリジナル商品となるまでには、まだまだかな・・・という感じもしますが、そこに向かって道をつなげていきたいです。