陶器の色染み-水止め方法 目止めの処置


陶器を買った時に、使い初めにする簡単な処置
水止めの処置について


陶器を買った時に、お店や説明書で「水止め」「目止めの処置」など、
使い始めの処置されるかと思います。
その「水止め」「目止めの処置」について、いろいろ試してみた記録や補足です。

 


なんで「水止め」「目止めの処置」が必要?


陶器は吸水性があります。
そのため、飲みものが器に染み込んでいくと飲みものの色が染みてしまいます。
色染みも含めて、陶器の変化を景色を楽しむといいますが、
それでもなるべくきれいに使って、「器を育て」たいものですよね。

目止めの処置は、陶器の表面や陶器の内部の空洞の目を埋めていく
イメージです。


「水止め」「目止めの処置」の方法


※火にかけて、カタカタと器がぶつかりそうなときは、
一晩漬けおく方法もおすすめです。ただ、火にかける方が時間的には
すぐに終わります。(常温にゆっくり戻してください。)

 


どんな器に「目止めの処置」をすべき?


陶器であれば、色染みする可能性はあって、買った時にはわからなかった変化が、
使用するにつれ出てくることはわりとあります。
その中でも、なるべくポイントにして見ていることは、
・貫入のある器
・内側が白い器/粉引・白い釉薬の器
・柔らかさを感じる器

◆貫入は〈かんにゅう〉と読み、表面に現れる釉薬のヒビのようなもの。
貫入があえて模様になっているものもあれば、かなり時間がたってから
出てくるものもあり、さまざまです。
温度変化や時とともに出てくるので、衝撃でできるヒビとは別モノです。
しかし、この貫入にも当然水気は染みていきます。

◆白い釉薬の器は、単純に色染みが目立ちやすいので、
白いうつわにびっしりと貫入にコーヒーの色が入ってしまうよりも、
なるべく色を押さえるために、おすすめしています。
ですが、どうしてもコーヒーは色が残りやすいと思います。

◆柔らかさを感じる器。とは、少し抽象的な言い方ですが、
爪でカップをトントンとしたり、触ってみた重さに密度を感じるか、など、
このカップは柔らかいかな?と意識して見てみます。
大きい割に軽かったりすると、密度が低いので、吸水する可能性が高い?
という感じです。
必ずしも色染みしやすいわけではありませんが、一つの目安にしています。


どんな器は「目止めの処置」の必要なし?


私は上記の条件を満たしていても目止めの処置をしない器もいくつかあります。
そもそも色染みしないなら、処置の必要なし!という感じです。

◆目止めの処置をしない器
・大きなプレート皿・急須・ポット
・お茶碗・丼
・箸置き

理由は、
大きな器やプレートは鍋に入れるだけ、「割れるリスク」が増えるし、
コーヒーや紅茶・お茶のような色の濃いものをたっぷり注ぐことも少ないです。
急須やポットなどは内側は、そもそもフタをするので貫入に色が染みても気になりません。

お茶碗や丼も同じく、基本ごはんを盛り付けているので色染み対策はしません
なので、貫入のある器や雰囲気のある白や粉引きも、選びやすいですね。

箸置きも同じです。

これらの器も貫入が経年とともに出てくることはありますが、色は濃くなりにくい
印象です。

 

作家さんがあらかじめ水止め加工を施してくださっている場合もあります。
気になるときは、目止めの処置したほうが良いか、確認してみてください。


「目止めの処置」はしたけれど・・・その後のお手入れ


目止めの処置をしても、やっぱり貫入へのシミが気になる??と感じた方は、
使っている途中でも、再度「目止めの処置」をしてみてください。
「目止めの処置」をしたからと言って、器の色が元に戻る。ということはありませんが、
色染みの進行を進みにくくします。

そして、どうしても気になるなぁという場合は、
漂白剤を使ってみることのご検討ください。

研磨剤は使わないでくださいね!!

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