『和について』和のモチーフ 菊・七宝


「和風」を決定づける「和のモチーフ」


「和風」の中には、「和風」の特徴的なモチーフが描かれていることがあります。
それらのモチーフが描かれていることで、
はっきりと「和」の雰囲気が感じられるモチーフがあって、
とても面白いところ。

遡ってみれば、
それらの模様やモチーフは歴史的にかなり昔から
使われてきたモチーフであったり、
季節感や行事、干支など、日本の文化に根差しているものが多いので、
語源を辿るように、模様の起源を辿ってみましょう。


「菊」モチーフについて


以前のブログでも紹介していますが、
福田屋のお菓子Xさいえの器 2018-9月

「菊」は「主草(おもくさ)」という別名を持っています。
天皇の御紋は「菊花紋章」ですので、
主草の名も納得がいきます。

写真の畳のへり
おしゃれですね。
菱型の菊紋に金の糸が使われています。
菱紋も平安時代以降、
公家で使われ伝統的な和の模様として続くものです。
菊の模様はその後、戦国武将が装束に用いたり、
今でも和服や和菓子では
よく見かける形。

花も、和花・洋花と言ったりするように、
花の種類で和風洋風と区別できますね。


「七宝」モチーフについて


円の中に四分の一ずつ均等に円を重ねて作られた模様。
唐草(アラベスク)と同様に、
大陸よりはるばるやってきた模様と言われています。
菱紋と同じく、公家などで使用された有職文様の一つ。
畳のへりだけでなく、かわいい和小物の模様にもよく見かけます。
さりげなく使われていて、意識していなくても、
なんとなく「和風」を感じるはずです。

大陸からやってきた模様、ということは、
中国やインドなどでも似た模様は見られると思います。
日本っぽい、和風だ。と感じるのは、
有職文様として熟成されてるのではないでしょうか。
「有職故実」という言葉の意味を、
子供の頃はなかなか理解できていませんでしたが、
生活の中に普通に見られる模様からも和風っぽいと感じられるのは、
まさに「有職故実」というものが日本にあるから。なのかもしれません。

大人になったら、生活の中に「有職故実」を探してみる。
というのも、面白そうです。

大きな丸は、
ドットというべきか、
水玉というべきか、
大玉、アラレ・・・

和洋問わず使われる、普遍的な模様についても書いてみたいと思います。

畳トレイは大江畳店さんのご協力です。
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参考にした書籍はこちら

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