木製食器の取扱い・注意点 木工について


木製食器を使う時の注意点など まとめてみました


ひとつは持っておきたい あたたかみのある木製食器


割れない、軽い、おしゃれ!コーディネートも楽しめる!
さらに、使っていくにつれて、味わい深い表情を見せてくれる木製食器。
一つくらい持っておきたい、自宅でも使いたいアイテムですよね。
木目もきれいで、柔らかい印象に癒されます。

でも、取扱いってどんな感じ?

長く使っていくにはどんなお手入れや取扱いが良いのか?疑問に思う方も多いと思います。
今回は主にオイル仕上げの木工の食器についての取扱いと注意点です
基本的な注意ポイントをまとめてみました。

 


■漆器と木工 それぞれの特徴


どちらも木を原材料とした漆器と木工
簡単に違いを確認してみると、

■漆器
・劣化しにくい。上手に使っていれば永久に使えると言われるほど丈夫な器。
・表面に下地、塗りと漆塗りで仕上がられている。30-40の工程を経ているものがある。
・表面は漆によって色や風合いがさまざま。

■木工(オイル仕上げ)
・使い続けると表面が変化する。白っぽくなるなど。
・表面はオイルでコーティングされただけのデリケートなもの。
・木目や木の色は天然のもの。それぞれに違いのある天然の美しさです。

 

漆器は木が漆で守られていますが、木工はかなり無防備な状態と言えます。
お手入れもしながら、変化していく木工を楽しめむことも魅力ですので、
注意点などをチェックしていきましょう!

 


■使い方のポイント 木工は、乙女のお肌のように扱う!


漆器・木工 使い方の大事なポイント

漆器・木工は陶器では気にしない部分があるので、難しいと思いがちですが、
大事なポイントを押さえておけば、ほぼどのシチュエーションでも判断できるので、
迷うことなく使えるシンプルな器。とも言えます。
おぼえ方は、

木工のお肌は、乙女のお肌のように扱う!

乙女のお肌に良くないことは、漆器や木工にも良くないのです。
自分のお肌に置き換えて、迷う時は判断してくださいね。

大事なポイントは4つ、

  • 日焼けが嫌い。直射日光はダメ!
  • 適温が好き。熱湯はダメ!
  • 濡れたままにしない!
  • 時々オイルで保湿!(オイル仕上げの木工のみ)

 

という、乙女のお肌(木工のお肌)4大ポイントを押さえておけば、
漆器・木工の取扱いは十分です。

◆直射日光はダメ!

直射日光は木が反るなど変形の原因になります。
日差しによって、木の表面が乾燥し過ぎると、亀裂が入ってしまったり、表面の傷みが進みます。
また、自宅では起こりにくいとは思いますが、エアコンの風に当たりすぎて木が反ったという話も聞きました。
やはり乙女のお肌同様ですね。
直射日光・直射エアコンを避けて、乾かすときは日の当たらない、風通しの良いところで乾かしてください。

◆熱湯はダメ!

熱湯は漆の場合、漆がはげるので特によくないですが、
木工も、人の手に当てて大丈夫なくらいの湯加減で洗うのがおすすめ。
熱湯では、木の表面の油分がなくなり、傷みが進みます。
同じく、あまりにもアツアツのお料理の盛り付けも器にとっては負担の場合があります。ご注意ください。
乙女の法則で言うと、顔を洗う程度の温度が適温ということになります。

◆濡れたままにしない!

オイル仕上げ、ウレタン塗装であっても、水気が残ったところから、
黒ずんでしまったり、カビの原因になったりします。
さらに、濡れたままにすることも木が歪んでしまう原因になります。
洗った後は、乾いた布で拭いて、風通しの良いところで乾かしてあげてください。
このあたりの感覚は、木製のまな板と近いかなと思います。
他のうつわちゃんたちよりも先に、さささと、拭いてあげてください。

無塗装の食器などは、必ず水分を拭き取ってください。
木の種類によっては、すぐに黒ずんでしまいますので、注意です。

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■使い方・洗い方についての補足 お手入れ方法も


乙女のお肌4大ポイントを基本に、実際の具体的な注意の補足です。

・柔らかいスポンジで洗うこと。(ギザギザのスポンジ、タワシなどは表面に傷が付きます)
・洗剤はなるべく使わない。(熱湯と同じく、表面の油分がなくなり、痛みやすくなってしまいます。)
・油汚れ、しつこい汚れがある場合も、無理に落そうとせず、やさしく洗ってください。
なるべく、紙を敷いたりして、汚れそうなときは予め対策しておくことも大切です。
電子レンジ・食器洗浄機は使用しないでください。高温・急加熱等で木が痛みます。

◆時々オイルで保湿!(オイル仕上げ)
時間がたってくると、表面が乾燥して表面が白っぽい・汚くなってきた、

ということが起こってくると思います。
そんな時は、食器に使用できるオイルで表面を保湿してあげるのがおすすめです。

・食器に使用できるオイルって何?
ということですが、スーパーでも最近は見かけますね。
【エゴマ油、クルミ油、あまに油】
家庭で食用に使っています。という方もおられると思います。
これらのオイルは乾燥までの時間が早い油です。
オリーブオイルなどよりも、乾くのが早いそうです。

▽木工品にオイルを塗った記事です。
無塗装のものだったので、オイル仕上げでは染み込み方が違うかもしれません。
ブログ 木工品にオイルを塗る

【木工品の簡単なお手入れ方法】
木工品に油を薄く塗り、キッチンペーパーなどで、表面の余分な油をふき取って、
木の表面にしっかり馴染んだら、乾かす。
木の表面にオイルが馴染むまで2~3回繰り返すと、膜ができ、シミになりにくくなります。

もちろん乾きの早いオイルの方が良いかもしれませんが、1枚だけとか部分的にということであれば、
食用のオリーブオイルを使う、のも緊急対策には良いかと思います。

そんな風に、少し汚れても、慌てず、少し気になったらお手入れ・・・という流れを繰り返して、
何年も使っていたら、素晴らしく味わい深いかわいい木の器になっているとよいですね。
少しかけたり、少し曲がっていても、これに乗せると、食べ物がおいしく見えるんだよー、
というような器に、育てていきたいですね。

木製プレートライン入り
木製プレートライン入り

 


■木工の疑問


よく聞かれる質問など、対処法など。

◆木は反ってくる?
直射日光を当てると、木が反ることがあります。と、説明でご案内しています。
木の表が乾燥して、隠れている裏は潤いがある。という状況が起こります。
どちらか一方が乾燥していると、木の木目が収縮するので、反りが出てしまいます。

作家さんに聞くと、元に戻せないくらい反る場合もあるそうです。
防ぐ方法としては、直射日光に当てないことが第一条件です。
どちらか一方だけが極端に乾いてしまう状況も避けた方が良いと思います。
エアコンが効きすぎる場所も、木工には適していません。

長期保管する場合は、たまに様子を見てみると良いですね。
そして、面を変えるなど小さな心がけが反りを遠ざけると思います。

いろいろな保管状況や使用状況で、長い時間をかけて少しずつ反りが出てきてしまう。
ということも起こりえます。
なるべく、しまい込むよりは近くに置いて、使いながら様子を見てあげるのが良いかと思います。

木の反りには木目も影響している

また、材料そのものの持つ木目によっても状態が変わります。
正目(まさめ)といって、まっすぐの木目のほうが、収縮する場合も差が出にくく反りにくいそうです。
でも、せっかく木目の見えるものを選んでいるのですから、好みもありますよね。

反りのことを理解しながら、自分の好きなものを選びたいところでもあります。

木製プレート ホワイトオーク
木製プレート ホワイトオーク

ホワイトオークには、虎斑(とらふ)という模様があるものもあります。
木の栄養分が貯蔵されていた部分だそうです。これも木目の一つです。

そうは言っても、今のところ、店内では木工が反ったことはありません。
水気による変化を心配して、家では真っ先に木工を洗って、さっさと乾かされています。

◆臭いが気になる
木工は木の臭いはどうなの?というご質問があります。
さいえで扱っている商品はオイル仕上げ、または無塗装ですので、木の臭いがします。臭いが強い、と感じるものもあれば、臭いが弱くて気にならないものもあります。
臭いは木の種類によって違いが大きいようです。
時間がたてば臭いがなくなる、ということも木によって違いが大きいそうです。

食べ物を直接置くことができます。と言ってはおりますが、少なからず臭いはありますので、
臭い移りの木になる方は直接食べ物を置かない方がベターです。
ペーパーナフキンや、ワックスペーパー、陶磁器の器などを、使って置くのが良いかと思います。
また、あたたかい食べ物の蒸気などで、よりにおいが強まることがあります。
温かい食べ物の時はペーパーを使うなど、対応していただければ使いやすくなると思います。
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オイル仕上げは、臭いを抑えることはできないので、お手入れでオイルをコーティングしても、やはり臭いは出てきます。

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